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【ストーリーとしての投資戦略】 SPとOC

前回のブログで「違い」について考えましたが、その中で

OC(Orgnaizational Capability)
SP(Strategic Positionig)


という違いを挙げました。
今日はこの違いについてもう少し説明をしていこうと思います。

【SP : ポジショニング】

投資でのSPを具体的に説明をすると投資判断に使う手法等の種類のことだと思っております。
ポジショニングというと少し違和感があるかもしれませんが、自分がする投資がどのような位置づけにあるかということです。
長期投資なのか短期投資なのか。ファンダメンタルなのかテクニカルなのか、から始まりPERを使うのかPBRを使うのかという細かい点もSPになると思います。
使う使わないがSPでありどのくらい使うはOCになります。

投資では「他者と違ったことをする」がSPとなります。


【OC : 自分の能力(知識、経験の質と量)】

投資でのOCを具体的に説明すると知識(情報収集)や経験の活用の仕方だと思っています。
よほど特殊な情報でないかぎり、個人投資家が手に入れれられる情報の量に大差はないと思います。
ファンダメンタル系の情報であればPER、PBR、ROEの指標、会社の情報(短信やHPから)についてはインターネットが発達して今の世の中であれば誰でも割と簡単に手に入れられるようになっています。
ただ、これらの情報があってもこの情報を使ってどのくらい儲けられるかは人によって非常に大きな差があります。
これは情報量ではなく知識や経験の差から生まれるものなのかなと思います。
私はこれが投資におけるOCなのかなと思っております。

投資では「他者と違ったもの(知識や経験)をもつ」、さらに言うと「それを使って行う、ものごとのやり方(ルーチン)」がOCになると思います。


SPが外的要因を重視するのに対してOCでは内的な要因に投資での優位性を求めます。
(まあSPを生み出す能力はOCになるのですが…w)
OCは「競争に勝つためには独自の強みを持ちましょう」という考え方となっています。
違いという観点からは、SPが「トレードオフ(どのようなことをするのか?)を強調する」のに対して、OCのカギは「模倣の難しさ」にあります。
SPが「まさにこの違いを作り出す」のに対してOCは「積み上げながら違いを作り出して、できたその違いをまねさせない」という方向であるように思います。

私が企業を選択する上でOCが好きなのはこの「模倣の難しさ」にあります。
(知識や経験は簡単には真似できませんよね?)
企業の競争でも投資でも同じですが、「他者との違いを維持できるか」が利益を出し続けられるかのカギとなっていると思います。
OCはその「違い」が維持しやすいと思っているからです。

さて次回はOCは「なぜまねしにくいか」をもう少し詳しく説明していこうと思います。

参考元:『ストーリーとしての競争戦略』(楠木健著)
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