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【企業分析】 4975 JCU

今後は投資先の企業の就職用ページもチェックしよう、そう思いました。

本日はJCUの企業分析を実施します。



<4975 JCU>[東1]

【会社概要】
メッキ薬品大手で自動車、電子部品向けに強み。荏原、エンソンからMBO。海外展開を強化中。

【指標】
株価(円):4230
PER(倍):8.53
EV/EBITDA(倍):4.58
PBR(倍):2.02
ROE(%):23.5
自己資本比率(%):70.4
配当利回り(%):2.84

【業績の推移】
2015-12-19_業績推移

【同業他社比較】
2015-12-19_他社比較

【その他】
四季報(最新)での業績予想:変化率±5%未満の増額・減額

【強み】
①技術・ノウハウ(高付加価値化、コスト競争力はあるか?)
・表面処理(メッキ)技術では世界レベル
 →自動車業界では関連薬品のうちシェアは約75%。スマホやタブレット端末で使われるプリント配線板用薬品の世界シェアでもおよそ7割
営業利益の高さからこの企業の競争力の高さが伺える

②ブランド力
・プリント基板等、メッキを必要とする業界では有名かも…

③顧客の囲い込み力(スイッチングコストが高いか?)
同様の品質で安く作れる会社はなかなか無いと思われる
・大手企業ではメッキが変更となっても自社製品の品質に影響が無いかをしっかり調べるので、スイッチングコストは高め

④ネットワーク効果(ユーザが増えることで価値が加速度的に高まるか?)
・特に無し

⑤規制(参入ハードルが高いか?)
・薬品を扱うこと、表面処理はミクロやナノの世界であるため参入のハードルは高い
 →研究を続けているのもそのためか

【売上の拡大余地】
新興国で電化製品や車などが普及することで、プリント基板の需要が高まり、結果としてメッキ業界も伸びる可能性あり
 →ただし、国内は縮小中

【リスク】
・景気の影響を受けやすい業界であり、中国の減速については注意が必要か?
装置事業が足を引っ張っており、今後も続く可能性がある

【所感】
JCUの企業分析です。

将来的なことを考えると表面処理(メッキ)技術は今後も使われていく気がします。
ただ、これはグローバル展開が必須であり、国内の市場は縮小していくのではないでしょうか?
下町のメッキ工場が潰れているのは国内市場が縮小している影響だと思います。

JCUは業績好調の割にはEV/EBITDAも低くお買い得に見えます。
営業利益率も高いので、価格抵抗力も高いのではないでしょうか?

反面メッキは製品の表面処理という形であるため、その製品が売れなくなると一気に仕事が減ります
景気敏感銘柄ですね。
現状だと中国や他の新興国の経済状況が気になるところですが、業績の推移を見ていると今のところ心配は無いようです。

財務等は自己資本比率が70%と全く問題ないと思います。
キャッシュも十分ですね。

継続的な投資や研究が必要ですがキャッシュフローは非常に優秀です。
毎年多くのキャシュを生み出してくれております。

自己資本が十分にもかかわらずROEも20%超と非常に効率的です。
これの値が続けば、利益が急上昇 or 株主に十分な還元をしているかだと思われますので、株価上昇は必至ですね。
ただ、注意すべきは、業績の回復が止まった場合に株主還元をしてくれないとROEは下がっていくので注意しながら見守っていきたいですね。

色々書きましたが総じて良い企業だと思います。
経済が減速している場合は注意が必要ですが、現状の景気が良い状態であれば成長が続くのではないでしょうか?

[4095 日本パーカライジング]もメッキを扱う企業であるため、こちらの業績も注視していると良いかもしれません。

あの会長のメッセージさえ読まなかったら迷わず買っていたのですが…(笑)
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