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【決算分析】 6089 ウィルグループ(2019年3月期 決算)



<6089 ウィルグループ>[東1]

【会社概要】
人材派遣や業務請負等の人材サービス展開。家電量販店など販売現場へのセールス派遣が主力。

【指標】
時価総額(百万):20396
PER(倍):10.35 (日本基準:15倍程度)
EV/EBITDA(倍):6.3
PBR(倍):2.96
ROE(%):17.8
自己資本比率(%):20.1
配当性向(%):20.3
配当利回り(%):1.96

【決算 業績(前年同期比)】
売上(百万):103603(+30.8%)
営業利益(百万):2547(+5.2%)
経常利益(百万):2636(+8.0%)
純利益(百万):1231(+0.7%)

営業利益率(%):2.46(-0.9%)


【業績予想(今期)】
売上:+15%
営業利益:+32%
経常利益:+23%
税引前利益:+23%
純利益:+8%
営業利益率:2.75%
※日本基準にした場合のおおよその前年比


【一言】
2020の中計に対して売上は達成できそうだが利益は大きく届かず
(IFRSでは営業利益40億だが実質は33億程度)

【決算にて気になった点】
・セールスとコールセンタについては立て直しの兆しが見えるものの、今後も厳しい状態が続く可能性が高い
 →利益率の良かった通信分野が逝ってしまったのが痛いか
 →アパレルは育成中だが利益率は通信分野より低い可能性が高そう?
海外事業の利益が4Q単体で赤字に。
 →M&Aの費用が一時的に影響したらしいが…3Qからの流れもあるため特に注視が必要
介護事業は順調に利益化中
利益率が非常に低い
 →採用コストと派遣費用の釣り合いが取れていないのでは?
中計達成のためにIFRSを利用した感じが拭えないのが個人的には一番大きなマイナス点
 →(5)今後の見通しに「2020年3月期は営業利益40億円達成に向けて取り組みます」とあり違和感が…^^;


【所感】
「業績の観点から」
通期は大幅増収小幅増益。4Q単体では販管費率が増加し営業利益率を圧迫したものの大幅増収増益。
 →主要3セグメントの事業も期初と比べてやや持ちなおしの気配
 →介護ビジネスは順調に黒字化にみえるが…
・スタートアップ人材支援事業に苦戦の兆しが…
 →前年度と比較して利益率が悪化。売上も会社の期初予想に届かず…
・今期の業績について、日本基準した場合は増収増益。純利益に関しては税金の影響で前年比微増。

「資本政策の観点から」
・総還元性向は30%ということで配当が増えるのか、自社株買いをするのか…

「財務の観点から」
・自己資本比率は相変わらず低いが、ネットDEレシオは0.56倍程度とそこそこ
・流動比率も1.28倍であるため目先の資金繰りも問題なさそう。

※ネットDEレシオ = 純有利子負債(有利子負債-現預金) / 自己資本
 流動資産 = 流動資産 / 流動負債

「妄想」
3Q決算の時に書いたまさにこれw(減ったわけでは無いけど)

> 当然そんなに予想通り進む確証もないですし、そもそも伸びるどころか減ることもありうる…と考えると、
> その業績の予想値からどのくらい下に補正をした値で(自分にとって)適正な株価を見積もっておくか…

利益率をみるに苦しいのは明らかなので、会社としてどういう一手をうってくるのか。
なんとなくな方策だとこのまま飲まれて終いになっちゃう可能性もあるので、
ある意味ターニングポイントかも


「コメント」
日本基準にして利益の伸びを確認したらそこまでひどいわけではなさそうです。
ただ、今後の伸びしろについては不透明な感じがするのでう~んと言った感じです。
面白そうな事業は抱えているのでうまいこと立ち上げて利益貢献してほしいところです。

しかし中計に関しては、計画はあくまで計画なので「ごめんなさい」をすればよかったのですが
(スマホ販売の環境とコールセンタが厳しくなったのでまあしょうがない…)、
無理やり数字を達成したように見せかけようとするのはあまり好ましくないですね…(個人的には)

配当も据え置きな点も踏まえると内情は厳しいのか?と勘ぐってしまいますね。
(実際はどうかわかりませんが)
人集めと人材の質の担保についてもそれなりに厳しそうですし…

社員の質は良いと思っていますので、地力を発揮して次なる成長ステップへと向かってほしいですが、

私としてはとりあえずは四半期ごとの数字を追っかけですね。

そういえば、オーストラリアの景気動向も何気に脚を引っ張る可能性も…^^;

とりあえずポジが多すぎたので少し落とし気味にして様子見します。
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こんばんは。 * by kz
ウィルG、というより派遣銘柄の旬は終わった感じがします。それでも個人投資家に人気があるウィルG、、、1Qの数字が良くないと個人は狩られそうですね。
オーストラリアは、数年前から景気は↓です。ただ、労働者が凄く守られているので、雇用主は簡単にクビには出来ない環境です。
時給は単純労働で¥2000以上。物価も高いですけど、、、

Re: こんばんは。 * by みやび
kzさん コメントありがとうございます。


私は旬等は考えずに、企業として利益はまだまだ伸びていくのかを考えるようにしています。
(多少s金の効率は落ちますが、利益が伸びて割安になれば長い目で見たら株価は上がると考えるので)

今はウィルグループに本当にそのちからがあるかですね。
とりあえずは決算説明会の資料やログを待っていようと思います。

オーストラリアは心配ではありますが、政府系への派遣が主であるため、
景気の足踏み程度ならなんとかなるとは思いますが、楽観はしないようにと思っております。

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こんばんは。

ウィルG、というより派遣銘柄の旬は終わった感じがします。それでも個人投資家に人気があるウィルG、、、1Qの数字が良くないと個人は狩られそうですね。
オーストラリアは、数年前から景気は↓です。ただ、労働者が凄く守られているので、雇用主は簡単にクビには出来ない環境です。
時給は単純労働で¥2000以上。物価も高いですけど、、、
2019-05-19 * kz [ 編集 ]

Re: こんばんは。

kzさん コメントありがとうございます。


私は旬等は考えずに、企業として利益はまだまだ伸びていくのかを考えるようにしています。
(多少s金の効率は落ちますが、利益が伸びて割安になれば長い目で見たら株価は上がると考えるので)

今はウィルグループに本当にそのちからがあるかですね。
とりあえずは決算説明会の資料やログを待っていようと思います。

オーストラリアは心配ではありますが、政府系への派遣が主であるため、
景気の足踏み程度ならなんとかなるとは思いますが、楽観はしないようにと思っております。
2019-05-20 * みやび [ 編集 ]