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【決算分析】 3830 ギガプライズ(平成31年3月期 第2四半期決算)

ISPで儲ける。
それ以外の事業についてのリスクは他に負ってもらって、
その仲介役としてその恩恵を少しだけ受けさせてもらう。
(ただし、そこから発生する利益の多くは他に譲る)


ギガプライズの戦略の根本はここにあるようです。
(と勝手に納得)



<3830 ギガプライズ>[名セ]

【会社概要】
フリービット傘下のマンション向けネット接続会社。親会社と協業。システム開発も手掛ける。

【指標】
株価(円):1220
PER(倍):25.2
PBR(倍):6.9
ROE(%):19.3
自己資本比率(%):30.6
配当性向(%):9.8
配当利回り(%):0.15

【中間決算 業績(前年度比)】
売上(百万):4318(+63.9%)
営業利益(百万):187(+7.9%)
経常利益(百万):177(+6.4%)
純利益(百万):7(-89.9%)

営業利益率(%):4.3(-2.2%)

現金及び現金同等物(百万):1684

【業績予想(今期)】
売上:+39.9%
営業利益:+25.3%
経常利益:+26.2%
純利益:+42.1%

【その他】
ISP導入実績(2015/3→2016/3→2017/3→2018/3→2018/6)
 :
100829→142228(+41399)→191091(+48863)→257655(+66564)→306107(+48452:2Q)

【決算にて気になった点】
・HomeIT事業の売上&利益伸びは堅調
 →今後TATERUやシノケンでの不正の影響がどのくらいあるのかは不透明
 →→新規住宅と既存住宅へのISPの提供の比率がどのくらいか
 →→→既存住宅への提供が影響を最小限にするための手段となるか?
・不動産事業は相変わらず…
 →赤字幅も拡大中でそろそろ進展が無いと株主も我慢できないかも…^^;
・イオンハウジング葛西店を譲渡しており、最終的には直営は最小限にする?
 →この流れであればFC推進が本格的に始まれば利益化はほぼ間違いないが…
  (運営上のリスクはほぼFC店のオーナーが負うため)

【所感】
「業績の観点から」
・昨年度比で売上+63.9%、営業利益+7.9%純利益は-89.9%と大幅増収大幅減益となりました
 →1Qから考えると営業利益は前年比でプラスまで戻ってきましたが、昨年自体も悪いのでなんとも…(笑)
 →純利益が昨年比で大きくマイナスなのは税金が増えてるからですね。税引前なら前年比で+6.7%と営業利益と同じくらい。
・2Q単体では売上+66.1%、営業利益+74.0%、純利益+102.8%と大幅増収大幅増益
 →昨年度の2Qが不動産の先行投資で悪いので前年比の数字が良いからといってもう大丈夫ということでも無い…
・通期の会社予想は売上+39.9%、営業利益+25.3%、純利益+42.1%であり、達成可能かは今の時点ではなんとも…

「資本政策の観点から」
・ROEもROICも1Qから変わらないので特筆すべき事はなし

「財務の観点から」
・自己資本比率についても1Qから大きく変わらないので特筆すべき事はなし
・短期資金についても、流動負債以上の現金を持ってるから問題なさそう

「妄想」
・直営が最小限でFCメインなら、リスクを最小限にして不動産仲介の経営ができるかも
 →ちょうどセンチュリー21みたいな感じ?
 →大きく儲けることはできないけど、ロイヤリティ等で安定した収入へ
 →ギガプライズはあくまでISPを伸ばすために注力


「コメント」
中間決算は、ギガプライズの成長の流れが問題ないかの定点観測的なものとなりました。

ただ、TATERU(スルガ銀行)問題がありましたので、その影響が無いかだけは心配になりますが、
これはもう少し時間が進まみないとわからないかなと。(影響は今後の新規案件だと思われるため)

ただ、今期から既存物件へもISP提供(導入)が本格的に始まったため、
思った以上に減速は無いのかなとも思っております。


皆さん(私も含めて)心配の不動産については、現時点では相変わらずなんともですが、
会社がFCからのロイヤリティでの利益が中心と考えているであれば、
FCの店舗が出てきたのは良い知らせなのかなと。

ただ、後はこれをどう加速させていくのか、その方法は気になるところです。
(2021年度に250店ということは途中からものすごい勢いで増えるはずなのですが、
店舗運営ノウハウの伝授とシステム導入を効率的にやる方法が必要なはず)


イオンハウジングのFC推進、IoTプラットフォームの件もそうですが、ギガプライズ自体がそれで儲けるというより、
それを使ってISPへ誘導する(差別化を図る)ということが一貫してなされているのは面白いです。

そして、これはISP以外については自社でリスクを抱える危険を極力減らすということで、
このようなリスクを極力排除する戦略をしており、とても優れていると感じました。

そう考えると、FCが進みだしたので、赤字の不動産もそんなに心配する必要はないのかもしれません。

やはり社長凄い…
(洗脳されてる人間のたわごとなので、5割引きくらいで聞いておいてくださいw)
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