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【決算分析】 3830 ギガプライズ(平成30年3月期第1四半期決算)

主力が大被弾!!



<3830 ギガプライズ>[名セ]

【会社概要】
フリービット傘下のマンション向けネット接続会社。親会社と協業。システム開発も手掛ける。

【指標】
株価(円):2350
PER(倍):18.44
EV/EBITDA(倍):10.46
PBR(倍):4.39
ROE(%):23.8
自己資本比率(%):50.0
配当性向(%):11.77
配当利回り(%):0.64
優待利回り(%):0.42(長期:1.27%)※

※100株

【第1四半期 業績(前年同期比)】
売上(百万):1222(+48.7%)
営業利益(百万):73(-35.6%)
経常利益(百万):78(-30.6%)
純利益(百万):39(-48.1%)

営業利益率(%):5.9(-7.9%)
営業利益進捗状況(%):13.7(-9.1%)

現金及び現金同等物(百万):1141(-15.3%)

【業績予想(通期)】
売上:+52.5%
営業利益:+6.2%
経常利益:+12.4%
純利益:+4.7%

【その他】
ISP導入実績(2015/3→2016/3→2017/3→2017/6)
 :
100829→142228(+41399)→191091(+48863)→206073(+14982)

【疑問・懸念点】
・今年度のISP導入予想の25.4万戸を達成するためにはもう少しペースを上げる(四半期平均1.6万戸)必要があるが、
 ペースは上がるのか?
業務委託費等の販管費はどのような理由で増加したのか。これは2Q以降も増加したままなのか?
NW案件の売上減で利益が減少しているがこれは何か?
・規模拡大のための人件費増、先行投資による影響は2Q以降もこのレベルで続くのか
フォーメンバーズの既存店の収益状況は?
 →既存点は既に黒字化ができているのか?

【所感】
「業績の観点から」
・前年比で売上+48.7%営業利益-35.6%、純利益-48.1%の大幅増収大幅減益の決算
 →先行投資がメインであり数字はともかく減益理由としては想定内
 →→減益の大きな理由は人材増とフォーメンバーズへの先行投資による事業損失
・今期予想は売上+52.5%、営業利益+6.2%、純利益+4.7%と最終的に大幅増収小幅増益
 →今の時点での実現度はなんとも言えず
利益率は5.9%と大幅に悪化したが先行投資が入っているためあてにはならない

「資本政策の観点から」
ROEは20%を超えており問題なし
・配当性向は物足りないが、数年前から考えると随分改善したか…

「財務の観点から」
・自己資本比率はフォーメンバーズを取り込んで悪化したが50%あれば十分

「その他」
・ISPの増加が少し物足りない気もするが、2Q以降の巻き返しで企業予測の25.4万戸は達成可能か

「コメント」
予想の範囲内とは言え大幅減益はなかなかインパクトがあります。
とりあえず会社側の言葉を信じると先行投資ですのでそのうち収益化をしてくるとは思いますが、
最終的には数字で計る人間なので、きっちり数字に表れてくるかをしっかり監視してこうと思います。
ISPだけに頼ると業績の伸びの鈍化は比較的早く来ると思いますので不動産に進出していくことは賛成ですが、
まずは今あるお店の数字からしっかり出していって欲しいです。
イオンハウジングが軌道に乗ってくれれば5年くらいは放置してもOKになるかな。(適当)
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